日米金融政策会合を控えて静観

 


北川博文の相場独り言

夜間取引は、来週に日銀金融政策決定会合を控え、マイナス金利の深掘りなど追加緩和に動くのではないかとの観測を背景に、為替市場で円は一時10330銭辺りまで下落した。ただNY時間に入ると実際に追加緩和に踏み切るかどうか、また緩和策を講じても大幅な円安につながるかどうか懐疑的な見方が広がり、円は徐々に買い戻された。日経225先物は為替の動きに呼応し、一時16,600円まで戻したものの円高を眺めて売り優勢となって徐々に値を下げ、期近12月限は16,330円で取引を終えた。

市場は、日米両金融当局の金融政策決定会合を控えて、関係当局者の発言で振り回されている。このような時は、長期チャートを見て大局観を思い出す必要がある。下は日経平均株価の月足チャートで、ストキャスが谷を2回作って上昇方向に捻じれていることが見てとれる。月足スローストキャスティックスは、長期トレンド買いを示唆しており、MACDも同じく買いを支持している。目先の動きに一喜一憂しないで安値を拾うことをお勧めする。

 

日経平均株価・月足チャート

 

 


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