さら倶楽部・株じゃん
■市況コメント
米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は、昨日の議会証言で利上げを遅らせることは、その後より速いペースで金融引き締めを余儀なくされる可能性があると説明し、利上げを待ち過ぎると景気後退のリスクが伴い賢明でないという認識を示したことから、銀行株が買われてNY株式市場は主要3指数が連日最高値を更新した。また債利回りが上昇したことから日米金利差がさらに拡大し、ドルが買われ円安に振れたことで日経225先物は、一時1万9505円まで上昇した。
イエレン議長の発言で3月利上げ観測が台頭し、次回FOMCまでは円を買いにくくなった。ドル建て日経平均は高値を更新していることから、東京市場のレンジ圏脱出も時間の問題と考える。
ドル建て日経平均・週足チャート
■本日の新規購入銘
購入銘柄はありません。
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■昨日の決済銘柄
《6266タツモ》は、寄付きにてSO逆指値がヒットして利益確定しました。
昨日の本決算発表は営業利益+32.9%、当期利益+25.7%と問題ないが売上げ‐7.6%と落ち込んだことが嫌気され、利益確定の売りが先行して反落し、利益が剥がれての売り決済でした。
■株じゃんコメント
さら倶楽部・無料会員様にも参考のため新規購入株をお知らせすることがあります。
ただし、実戦トレードをされる場合、利益確定の指値及びロスカット値の配信は有料会員様のみとなりますので、ご自身の判断で行ってください。
■株じゃん銘柄の売買履歴
昨年6月後半から始めた北川の売買ロジックによる推奨銘柄配信は、確定での勝敗は41勝19敗1分けで勝率68.33%、それぞれ100万円上限で購入してトレードすると、半年で粗利益416万円が積み上がりました。
粗利益416万円が積み上がりました。
『株じゃん』銘柄は、弊社代表北川の売買ロジックにより探索した新規購入銘柄を、有料メルマガ会員様に配信しています。
■NY市況
14日NY債券市場は、連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が上院銀行委員会で、利上げを遅らせることはその後、より速いペースで金融引き締めを余儀なくされる可能性があり、そうした状況には景気後退のリスクが伴うと説明し、利上げを待ち過ぎるのは賢明でないという認識を示したことから、指標となる10年債利回りは前日の2.4340%から一時は2.500%まで上昇した。ただ、トランプ政権の経済政策については、どのような政策の変更が行われるのか、また経済にどのような影響が及ぶのか把握するのは現時点では時期尚早と語った。
為替市場は、米労働省が発表した1月卸売物価指数の前月比上昇率が4年4ヶ月ぶり大幅な伸びとなったことから、米国の物価上昇率がFRB目標の2%に近づいているとの見方を裏付ける内容と受け止められ、さらにイエレンFRB議長の議会証言を受け、利上げペースが予想より加速するとの観測が広がって債券利回りが上昇し、日米金利差拡大からドル円相場は一時2週間ぶり高値の114円47銭まで上がった。
株式市場は、FRBイエレン議長が利上げを待ち過ぎることは賢明ではないとの見解を示したことを受けて銀行株が買われ、前日に続き主要3指数が終値としての過去最高値を更新した。個別銘柄では、アップルが過去最高値を更新して主要3指数の上昇に寄与した。
金相場は、トランプ米大統領の最側近の一人であるフリン大統領補佐官が辞任したことで米政権の先行き不透明感が強まり、ドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て金の割安感から一時1236ドルまで上昇していた。しかし、イエレンFRB議長の議会証言で、追加利上げに前向きな姿勢を示したことを受けて買いの勢いは失速し上げ幅を削った。
原油相場は、OPEC加盟・非加盟国が昨年末に合意した減産計画を忠実に順守しているとの報が相場の下支えとなり強含みで推移していたが、イエレンFRB議長の議会証言を受けて為替市場で対ユーロでドル高が進行するとドル建て原油の割高感から上げ幅を縮小した。
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