北川博文のNY市況
29日NY市場は連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、第1四半期に見られた米国経済の弱さを克服しつつあるとの見方を示しながらも、大きな変化が見られなかったことから債券市場は軟調に推移し利回りは上昇した。8月はFOMC会合は予定されていないため、FRBは9月会合で2006年以来およそ10年ぶりとなる利上げ開始の是非を判断することになる。
為替相場は、米連邦準備理事会(FRB)がFOMC声明で労働市場に関する判断を引き上げたことから、米経済が景気低迷から脱していることが確認され、年内利上げに踏み切るだろうとの思惑でドルは主要通貨に対して上昇した。
株式相場は、FOMC声明で金利が据え置かれ、労働市場の改善が続いているとの認識を示したことから株価は続伸した。
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