ECBドラギ総裁発言
北川博文のNY市況
3日NY市場は、欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏のインフレ及び経済成長見通しを引き下げ、ドラギ総裁は会見で今後、経済状況が悪化する恐れがあり、さらに悪化すれば債券買い入れブログラムの延期、もしくは拡大に踏み切る可能性を示唆したことから債券市場は、欧州債券より利回りの高い米債券への妙味が増し、国債利回りは低下した。
為替相場は、ECB総裁の会見を受けてユーロが円やドルに対して急落した。またドルは、この日発表された米新規失業保険申請件数が堅調だったことからも買いを誘った。
株式市場は、ECB総裁の追加緩和策の可能性示唆を受けて上昇したが、雇用統計発表を控えての模様ながめや中国経済への懸念などから売り圧力も強まり小幅高で引けた。ダウ工業株30種平均は、16,374.76ドル、23.38ドル高となった。
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