クリスマス控え閑散商い

 


北川博文のNY市況

24NY債券市場は、クリスマスを控え午後2時までの短縮取引に伴う薄商いとなるなか、年始を控えたポジション調整の動きから長期債に一段の売り圧力をかけることへの警戒感が広がって買い戻され、長期債利回りは低下した。

為替市場は、原油価格の持ち直しからカナダドルやノルウェークローネなど資源国通貨が堅調に推移し、またFRBが16日に利上げを開始して以降、市場参加者がドルのロングポジションを縮小する流れからドルが主要通貨に対して弱含み、対円では約2カ 月ぶりの安値をつけた。

株式市場は、原油価格が持ち直したにもかかわらず、S&Pエネルギー株指数 は0.91%低下し、石油大手エクソンモービル が約1%安となり足を引っ張った。ダウ工業株30種平均は、17,552.17ドルの▲50.44ドルで引けた。

金相場は、翌日がクリスマスに伴う休場のため、この日は短縮取引となって閑散とするなか、過去2日間の下落の反動から買い戻しが先行し、為替市場でドルが対ユーロで弱含んだこともドル建て金の割安感からの買いにつながった。

原油相場は、前日までに発表された官民在庫週報で市場の増加予想に反して大幅減少となったことから、需給緩和への警戒感が和らいで買われた。ただ、クリスマスを翌日に控えて閑散商いとなり、終日レンジ内での取引となった。

 


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • にほんブログ村 株ブログへ

    にほんブログ村

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。

CAPTCHA


*