FOMC議事録公開で利上げ確定か?
北川博文のNY市況
18日NY債券市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)がFOMC議事要旨を発表し、大半の参加者が12月の会合までに利上げの条件が揃うと予想していたことが明らかになったが、利上げ後の金利上昇ペースは、緩やかなものになるとの見方が示唆されたことで、長期国債が買われて利回りが低下し、短期債利回りは上昇した。
為替市場は、FOMC議事要旨を発表を受けて、一時ドルが上昇する場面も見られたが、反応は瞬間的でほぼ横ばいで推移した。
株式市場は、FOMC議事要旨が12月利上げに踏み切る意向を示す内容となっていたことで、FRB当局者が米経済に対する自信を強めているとの見方から、主要株価3指数は共に1%超上昇した。ダウ工業株30種平均は、17,737.16ドルの+247.66ドル高で引けた。
金相場は、FOMC議事要旨発表を控えて動意に乏しく小動きが続いたが、発表後は一時的に売り買いが交錯して上下動したものの、ほぼ変わらずで推移した。
原油相場は、この日米エネルギー情報局(EIA)が発表した米原油在庫が前週比30万バレル増加となり、またWTIの主要受け渡し拠点の米オクラホマ州クッシングの在庫も150万バレル増と依然高水準にあることから売りを誘い、一時40ドルを割り込んだ。しかし午後に発表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて流れが反転し、ほぼ変わらずとなった。
サラトレードシグナル独り言
昨晩は、4銘柄共に小動きでした。
ポジションは、共に売りをホールドしてます。
FOMC議事録公開で風向きが変わるかどうか。
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