視界不良で株価迷走中
北川博文の相場独り言
日経平均株価は、NY市場の流れを受けて安寄りし、その後一旦戻したがプラス圏には届かず、終盤は円安にもかかわらず売られて前日比▲114円安で引けた。
マザーズ指数は、投資家心理が悪化し利益確定を急いで2.6%の大きな下げとなった。
日米金利差は数日前から拡大傾向に入っている。特に米国金利の上昇が大きく、債券市場はFRBの利上げを強く意識していることになる。そのことが前週末と昨日の米株価の下落要因となっている。日本株も弱含みではあるが、大きく下げないのは、日銀のマイナス金利深堀への期待と日米金利差拡大による円安が下支え要因となっている。
来週21日の日銀金融政策決定会合発表とFOMC声明発表までは、不透明感は払しょくできず方向感のない相場が続くものと思われる。しかし、下値は限定的と判断するので、上を向いて秋空を眺めながらゆっくり歩こう。
ドル円相場と日米金利差チャート
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