米金融株に一服感・目先調整有り
北川博文の相場独り言
前週末金曜日の夜間取引の市況は、11月の米雇用統計が市場予想どおり良好で、発表直後は債券が売られて利回りが上昇し、ドルも買われてドル円相場は、114円21銭までドル高円安となった。しかし、発表内容は織り込み済みだったことと、イタリア国民投票への警戒感から反転した。米株価は、終日マイナス圏の横ばいで推移し、米大統領選でトランプ氏勝利以降に史上最高値を更新し続けていたが、これまでリードして来た金融株に一服感が台頭している。日経225先物は、ドル安円高を受けて1万8250円まで下げる場面もあったが、その後安値拾いから下げ幅を圧縮し、前日比▲125円安で取引を終えた。
NYダウは、週足チャート・ストキャス%Dも90%を超え、さすがに買われ過ぎとなっている。下の週足チャートで過去%Dが90%以上になると踊り場となって調整押し目か、保合いになっている。目先強気は13日~14日に開催されるFOMCまでで、その後は調整が入る可能性がある。
NYダウ・週足チャート
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