閑散に売り無し
北川博文の相場独り言
日経平均株価は、手掛かり材料に乏しく低調な商いながらも、強含みで推移した。
市場の日銀への不信任が根強く、黒田総裁が発言するたびに国債が売られて金利が上昇し、マイナス金利も-0.140%まで上昇している。そのため為替相場は日銀の思いとは逆の円高傾向に振れる。それでも株価が下げないのは、これも日銀のETF買い入れに対する警戒感にある。環境的には、上下に大きく動けにくいが、逆に株価の下振れリスクが少ないことから、業績がそれなりに良くテクニカルが買いの銘柄は、自信を持って買い進んでいいだろう。
下は日本国債10年物金利チャートで、7月末の日銀金融政策決定会合以降の金利上昇が黒田不信任であることが分かる。
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