ロシア駐トルコ大使銃殺で地政学リスク
北川博文の相場独り言
夜間取引の市況は、トルコの首都アンカラでロシアの駐トルコ大使が銃撃され死亡する事件が発生し、地政学リスクの高まりから安全資産の米国債が買われ利回りが大きく低下したことから日米金利差が縮小し、ドル円相場は116円54銭まで下落した。日経225先物は、米株高を眺めて一時プラス圏に浮上したが、円高を受けて再び売られた。
世界的な株高スパイラルは、中国上海総合指数の調整から勢いが鈍っていたが、週足チャートはスリートップラインにサポートされ、日足はストキャス2回目の谷から上昇に転じており、押目も終了に近いと見る。米国市場はトランプ相場が衰えを知らず上昇していることから、内部要因を考えると再度勢いを増す動きが出るだろう。
日銀金融政策決定会合の結果発表は正午ごろの予定となっている。
中国上海総合指数・日足チャート
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