パリ連続テロの影響

 


北川博文のNY市況

16NY債券市場は、前週末にパリで発生した連続テロ事件に対する警戒感から強含みで始まったものの、米連邦準備制度理事会(FRB)12月会合で利上げに踏み切るとの観測が根強いことから上値は重く横ばいで推移し、利回りもほぼ変わらずとなった。

為替市場は、パリで発生した連続テロも時間が経過していたことから影響も限定的となり、欧州株式市場の落ち着いた動きを眺めてNY株式市場が上昇し、これを受けたドル相場は主要通貨に対して全面高となった。

株式市場は、フランスがシリアでの空爆強化を表明したことから原油が買われてエネルギー株が上昇し、市場全体を主導する形で、主要3指数は軒並み上昇した。ダウ工業株30種平均は17,483.01ドルの+237.77ドル高で引けた。

金相場は、週末にパリで発生した同時テロの影響で安全資産としての金買いが活発化したものの、買いが一巡した後は徐々に上げ幅を縮小した。また為替市場でドルが対ユーロで強含みに推移していることも売り圧力となった。

原油相場は、15日フランス政府が、13日にパリで発生したテロに関して犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」が拠点とするシリア北部を空爆したことから、需給に及ぼす影響への思惑により早朝から乱高下して始まり、その後は株式相場の上昇などを眺めて買われ大きく反発した。

サラトレードシグナル独り言

白金、ガソリンともに僅かですが含み益が剥がれました。

夜間取引は、パリの連続テロの影響とFRB利上げの関係性を

見いだせず、動きにくい展開となっています。

金は夜間寄付きで買シグナルが点灯しています。

 

 

 


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