英ポンド・知ったら仕舞い相場で反発
夜間取引の市況は、英国のメイ首相がEU離脱に伴い単一市場からも脱退する方針表明したことを受けて、ポンドの買い戻しからドルが売られ、さらにトランプ次期米大統領がドル高人民元安に強い懸念を表明したこともドル売り圧力となって、ドル円相場は112円68銭まで下落し、日経225先物は一時1万8675円まで売られた。
英国のEU離脱懸念から売られていたポンドは、演説によって内容が変わったわけでもないのに上昇した。知ったら仕舞いの典型的な動きで、トランプ発言で翻弄されている株価も大統領就任演説で仕舞いとなるかどうか。
12月の英消費者物価指数が予想外に上振れするなど、発表される主要国の経済指標は、良好なものになっている。世界的な景気回復が鮮明になってきているため、深押しは考えられない。
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