FOMC声明を控えて様子見ムード

 


北川博文のNY市況

14NY債券市場は、開催中の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明公表を控えポジション調整の動きが広がるなか、原油価格が下落したことを受けてリスク回避姿勢から国債への買いが広がり、長期債利回りは4営業日ぶりに低下した。

為替市場は、先週の欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁の追加利下げに否定的な発言でユーロ高が進んだことを受け、この日は利益確定のユーロ売りが広り、また米利上げ予想の修正を市場に織り込む動きが進んでドルが4日ぶりに上昇した。

株式市場は、FOMC声明公表を控え全般的に様子見ムードが広がるなか、一般消費財株が買われる一方で、原油価格が下落したことを受けてエネルギー株に売りが出た。ダウ工業株30種平均は、17,229.13 ドルの+15.82ドル高で引けた。

金相場は、米経済見通しが改善しつつある兆しを背景にドルが上昇し、ドル建て金の割高感から、利益確定の売りに押されて下落した。

原油相場は、イランが生産水準維持で合意する前に、まず制裁前の水準に産油量を回復させることを優先する意向を示したことが圧迫材料となり、前週末の3カ月ぶり高値から反落した。

 


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