米GDP改定値・大幅上方修正
27日NY市場は、中国人民銀行が2日連続で大規模な資金供給を実施したことから、中国株式市場の上海総合指数が6営業日ぶりに急反発したことや、この日米商務省が発表した2015年4~6月期の実質GDP改定値が年率換算で前期比3.7%増と、速報値2.3%増から大幅上方修正されたことを背景に株高、ドル高となり債券市場では国債価格が下落した。
為替相場は、米GDP改定値が速報値から大幅に引き上げられたことや雇用関係指標、住宅関係指標ともに米経済の回復基調を示す内容となったことから、リスク回避で買われた円やユーロが売られドルが買い戻された。終盤の取引は、ドル/円が120.60円、ユーロ/ドルが1.1270ドルで推移している。
株式市場は、ニューヨーク連銀ダドリー総裁発言で9月利上げ観測が遠のいたことやGDP改定値が速報値を大きく上回ったこと、また経済指標が堅調だったことなどから米国経済に対する楽観的な見方が広がり株価は続伸した。ダウ工業株30種平均は、369.26ドル高の16,654.77ドルで引けた。
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