日米欧の金融政策決定会合控えて様子見

 


北川博文のNY市況

9NY債券市場は、この日米国内での主な経済指標発表がなく、欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控えての警戒感や世界経済の先行き不透明感から軟調な動きとなり、財務省が実施した10年国債の入札が不調だったことから利回りは上昇した。

為替市場は、今日開催の欧州中央銀行(ECB)定例理事会から来週半ばにかけて、日米欧の中央銀行による金融政策決定会合が相次ぎ開催されることから方向感なく推移していたが、原油相場の持ち直しから資源国通貨が買われドル売りが強まった。。ユーロ/ドルは、一時0.6%安まで下落していたが、その後持ち直して終盤にはほぼ横ばいとなった。

金相場は、朝方、欧州中央銀行(ECB)定例理事会で追加金融緩和に踏み切るとの思惑から、為替市場でユーロ売り・ドル買いが一時的に加速したため、ドル建て金の割高感による利食い売りに押された。ただ、その後はユーロが対ドルなどで急反発したため買い戻さて下げ幅を縮小した。

原油相場は、米エネルギー情報局(EIA)が公表した米原油在庫は前週比390万バレル増と市場予想と一致し、一方でガソリン在庫が450万バレル減と市場予想を大きく上回る減少幅となったことから相場は一段高となった。 またイラク主要紙が同国石油省首脳の話として、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国が20日、モスクワで原油増産の凍結を協議するため会合を開く見通しだと伝えたことから、主要産油国の増産凍結への期待も追い風となった。

 


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