原油価格上昇での株買い
北川博文のNY市況
3日NY債券市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の12月利上げ観測が根強いことが短期金利の上昇につながり、また最近の社債発行に伴い長期国債を売って長期社債を買う動きが広がっていることから、10年物国債利回りは、2.2195%と約1カ月半ぶりの高水準となった。
為替市場は、この日発表された9月の米製造業新規受注が、ほぼ市場予想となり、これまでの落ち込みが徐々に改善されているとの観測や債券市場の国債利回りが上昇したことからドルが対ユーロで上昇した。
株式市場は、原油価格の上昇を受けたエネルギー株やこれまで売り込まれていた大型ハイテク株の値頃感からの買いで上昇し、ダウ工業株30種平均は17,918.15ドルと89.39ドル高で引けた。
金相場は、前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表後から売り圧力が強まり、この日は為替市場でドルが対ユーロで買い進まれたことからドル建て金の割高感により下げ幅が拡大した。
原油相場は、ブラジル最大の石油産業労働組合、全国石油労働者連盟(FUP)が国営石油会社ペトロブラスの業務縮小方針に抗議し、1日午後から無期限ストに突入したことやリビア東部のズエイティナ港にある輸出ターミナルが閉鎖され、原油輸出に対して不可抗力条項が発動されたと伝えられたことから、供給懸念が浮上し大幅高となった。
サラトレードシグナル独り言
現在保有ポジションは、白金の売、ガソリンの買です。
昨晩のNY市場の動きはシグナル通りの動きとなっています。
今月は期待しましょう。
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