リスク選好の強気相場
北川博文のNY市場
7日NY市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内利上げ観測が後退し、日銀や欧州中央銀行(ECB)の追加緩和見通しで世界経済への楽観的な見方が広がり、投資資金が安全資産からリスク資産へ流れやすくなって、証券市場では株価が上昇し債券市場の国債価格が下落した。
為替相場は、米利上げ観測の後退や中央銀行の追加刺激策への期待感から世界経済への楽観的な見方が広がり、リスク選好の動きとなってドルが対ユーロやスイスフランで上昇した。ただドル円相場は、日銀が金融政策を据え置いたことから、ドルは円に対して弱含みとなった。
株式市場は、年内利上げ観測の後退によるリスク選好から値動きの荒い展開となった。ダウ工業株30種平均は、16,912.29ドルで前日比122.10ドル高で引けた。
金相場は朝方、堅調に推移していたが為替市場でドルが対ユーロで強含んだため、ドル建て金の割高感から売りが優勢となった。しかし年内の米利上げ観測の後退からの買い支えもあり、下値は限定的だった。
原油相場は、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で、原油在庫が前週比310万バレル増加となったことから、前日の需給引き締まり観測が後退して反落した。安値拾いの買いも見られたが、最近の上伸を受けた反動から調整的な売りも出て戻りは限られた。
サラトレードシステム独り言
NY市場で原油在庫の増加で、東京ガソリンも1000円超の下げでした。
ガソリンのシグナルは、しばらく買ポジションが維持されるものと思われます。
今日から中国市場が再開されます。
10:00過ぎから順に始まりますので注目です。
勝手に独り言
日経225先物買ポジションは、ホールド中です。
商品市況がしっかりしているので、上海の動きに期待しています。
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