今週は雇用統計に注目
さら倶楽部・株じゃん
■市況コメント
前週末の夜間取引の市況は、米連邦準備理事会(FRB)の正副議長が共に3月利上げを示唆したことから米債券利回りが上昇し、ドル円相場も一時114円後半まで上昇したが日経225先物の反応は鈍く、債券利回りが下げだすと円高に振れて株価もじりじりと値を下げた。今回も115円を突破することができず株価も膠着状態のままである。今週は、利上げを占う上で重要な2月米雇用統計が10日に発表され、市場予想は前月から鈍化して19万人増と予想している。
米10年債利回り・日足チャート
■本日の新規購入銘柄
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■本日の決済銘柄
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■株じゃんコメント
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■株じゃん銘柄の売買履歴
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■NY市況
前週末3日NY債券市場は、連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長がシカゴで行った講演で、雇用をめぐる指標とインフレが力強さを維持すればFRBは今月の会合で利上げを決定すると発言、さらにフィッシャーFRB副議長も同じ考えであることを明らかにしたことから、14日・15日開催されるFOMCで利上げが決定されるとの観測が一段と強まり、2年債利回りが一時2009年8月以来 の高水準を記録、指標となる10年債利回りも2.507%まで上昇する場面も見られた。ただ、今週は相次ぐFRB高官の利上げ発言で債券利回りが上昇していたこともあり、終盤に入ると前日比でほぼ変わらずとなった。
為替市場は、仏大統領選に関する最新の世論調査結果などを受けてユーロが買われドルが下落するなか、ドル円相場はFRBイエレン議長の講演テキスト発表直後に114円75銭まで上昇した。午後に入り債券利回りが下げ始めると利益確定目的のドル売りが優勢となり114円前半まで反落した。
株式市場は、FRBイエレン議長の3月利上げ可能性を含んだ発言を受け、金融株に買いが入る一方で不動産株などが売られるなどまちまちで、ほぼ横ばいとなって主要3指数ともに小幅高で終了した。
金相場は、FRB高官による相次ぐ利上げ発言を受けて弱気が市場を覆い、一時1223ドルまで売られる場面も見られた。ただ、終盤に入ると債券利回りが反落し、為替市場で対ユーロでドルが軟化すると急反発し1235ドル近辺で推移している。
原油相場は、為替市場のドル安・ユーロ高を受けてドル建て原油の割安感から買いを集め上昇した。ただ、ロシア・エネルギー省が発表した2月の同国産油量は前月比変わらずで、上半期の減産目標の3割程度しか履行されていないことが明らかになると、昨年12月に合意した協調減産の履行状況をめぐる懸念が浮上し上値は抑えられた。また同日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数は、前週比7基増と稼働数は7週連続増加したが影響は限定的だった。
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