トランプ大統領根拠なき盗聴で不透明感

 


さら倶楽部・株じゃん

■市況コメント

夜間取引の市況は、フランス大統領選挙を巡る不透明感やトランプ大統領による根拠なきオバマ前大統領による盗聴発言を嫌気した売りから米株価が反落、また北朝鮮の弾道ミサイル発射による地政学リスクから比較的安全資産とされる円が買われ、日経225先物は弱含みで推移した。ただ、債券市場で3月利上げ観測が強まるなか、米雇用統計発表を控えて仕掛けづらく債券利回りが横ばいとなったことで株価も小幅な動きだった。

下のチャートは、NYダウ先物円建て週足チャートと日経平均株価の週足チャートだが、今は騰勢を強めて史上最高値を更新している米株価も、長い保合のレンジ相場を経ての動きであることが分かる。相場は、「保合、上昇」か「保合、下降」の繰り返しということをお忘れなく。

 

NYダウ先物円建て・週足チャート

日経平均・週足チャート

■株じゃん銘柄の売買履歴

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■NY市況

6NY債券市場は、先週のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長をはじめとするFRB高官の相次ぐ早期利上げ発言を受けて、3月利上げ観測が急速に高まるなか、10日発表の雇用統計発表を見極めようと仕掛けづらく、前週末比ほぼ変わらずとなった。また、北朝鮮のミサイル発射やオバマ前大統領から盗聴されていたとのトランプ大統領の発言を嫌気し、米株価が値下がりしたことで米国債への逃避買いも一部見られた。

 

為替市場は、フランス大統領選挙でスキャンダルが明らかになったフィヨン氏の代わりに立候補すると見られていたジュペ元首相が出馬しないと表明したことから、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首に追い風になるとの見方が広がりユーロが売られた。 また、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことや、トランプ米大統領が証拠を示さずにオ バマ前大統領にトランプタワーで盗聴されたと主張したことを受け、比較的安全な資産とされる円が買われ、ドル円相場は一時11356銭まで売られる場面もあった。

 

株式市場は、トランプ大統領が根拠を示さずにオバマ前大統領に盗聴されたと主張したことから、政権が経済政策をなかなか実行に移せないのではないかと懸念が広がり、また北朝鮮の弾道ミサイル発射による地政学リスクなども嫌気され、主要3指数が反落した。

 

金相場は、3月の米利上げ観測が強まり、フランス大統領選の先行き不安も重なり、為替市場の対ユーロでドル高が先行したことから、ドル建て金の割高感が重しとなって5営業日続落となった。ただ、北朝鮮のミサイル発射を受けて地政学的リスクの高まりから下値は限定的だった。

 

原油相場は、イラクが2017年後半にOPECが主導する協調減産に加わる用意があるとの姿勢を示したとの報や、発表された米経済指標の堅調さを好感した買いで、一時53.56ドルまで上昇した。 しかし、その後国際エネルギー機関(IEA)のリポートで、経済協力開発機構(OECD)加盟国の石油製品需要が16年から22年にかけて年0.7%減少するとの見通しを示し、加えて米国のシェールオイル生産が22年までに日量140万バレル拡大する可能性があると予想したことを受けて、世界的な供給過剰懸念が再燃し上げ幅を一掃した。

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