日経平均・2万円相場へのエネルギー蓄積中

 


日経平均株価は、トランプ氏大統領就任前の不透明感漂うなか、英国のハードブレグジット懸念が再燃し、為替市場で英ポンドが急落したことから円高に振れ株価も反落した。ただ、株価はレンジ圏内の安値近辺で下げ止まり、日銀のETF買いへの思惑もあり下げ幅を縮めた。高値踊り場の保合が続いているだけで、レンジ圏内であれば些細な材料に反応して上下動する。

年が変わった1月第1週の投資部門別売買状況は、海外投資家の買い越しが2326億円となり、売り越しは法人1006億円、個人2424億円となっている。前年末最終週より海外投資家の買い越しが増えており、その分証券自己の買い越しが減少している。内部要因の証券自己と海外投資家の買い、法人と個人投資家の売りといった内部要因の構造が維持され、どちらのポジションも昨年10月から積み上がっている。相場で勝利するのは、投資家の数が多い方でなく、投資資金の量が多い方が勝つことは明々白々であり、2万円突破後のエネルギーを蓄えていることが容易に想像できる。

 

 


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