本日、日銀金融政策・声明発表

 


北川博文の相場独り言

夜間取引は、米連邦公開市場委員会(FOMC)と日本銀行の金融政策決定会合の決定を見極めたいとの思惑から活発な取引が手控えられ、日経225先物も小幅な動きで推移した。ドル円相場は、米国債利回りが低下したことで、ドルの弱含みで推移している。日銀の金融政策発表は正午過ぎの予定で、米FOMC声明発表は、日本時間の明日未明3時となっている。

 

NY市況

NY債券市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)と日本銀行の金融政策決定会合の決定を見極めたいとの思惑が広がるなか、日銀が長期利回りの押し上げを図るとの観測から国債が買われ利回りは低下した。指標となる10年債利回りは、1.692%に低下した。

為替市場は、朝方発表された8月の米住宅着工件数が市場予想を下回り、先行指標である住宅着工許可件数も予想を下回ったが、日米の金融政策決定を控えて様子見ムードが強く、相場への影響は限定的で円相場は1ドル/101円台後半で終日にわたり小動きとなった。

株式市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)および日本銀行の政策発表を控え、8月住宅着工件数の減少が嫌気された住宅関連株が売られる一方、生活必需品や医薬品が買われ、S&P500種株価指数は一時0.6%高となる場面もあった。ダウ工業株30種平均は、18,129.96ドルの+9.79ドル高で引けた。

金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で発表される内容やイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容から利上げ時期に関する手掛かりを得たいとの思惑が強く、積極的な商いは手控えられ、狭いレンジでの取引となった。

原油相場は、石油輸出国機構(OPEC )加盟国および非加盟国による会合を26~28日に控えて、主要産油国が増産凍結で合意する公算は小さいとの見方から朝方にかけてジリ安で推移していた。しかし、取引が中盤に差し掛かるとOPECのバーキンド事務局長が増産凍結合意の期間は「1年にわたる可能性がある」と発言したと伝えられると買い戻しの動きが活発化し、一時44.05ドルの高値を付けた。ただ、ガソリン価格が前日に続き大幅下落したことが圧迫材料となり上値は抑えられた。


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