原油価格高騰で株高・ドル高

 


北川博文の相場独り言

週明けのNY市場は、前日の米大統領選候補者の第2回テレビ討論会で民主党クリントン氏が優勢との世論調査結果が好感され、またロシアのプーチン大統領がトルコのイスタンブールで開かれたエネルギー会議で、OPECが合意した減産について協調行動に「加わる用意がある」と表明したことから、OPEC加盟・非加盟の有力産油国による協調減産合意への期待が一段と高まって原油価格が上昇、これを受けて米株価も買われ、リスク選好から為替市場で円が売られ円相場は10365銭まで値を下げた。これらを背景に日経平均CFD取引は、高値16,993円と17,000円台に迫っている。

 

前週末の米労働省による雇用統計は、9月の非農業部門の雇用者数の伸びは156000人と市場予想の175000人を下回り、失業率は4.9%から5.0%にやや上昇、一方で8月分雇用者数が上方修正され、労働参加率が高水準となって改善されたことや賃金の上昇など明るい材料も確認されたことから、市場では引き続き12月利上げの可能性が意識され、指標となる10年債利回りは一時1.77%と高水準に上昇した。

 


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