世界同時株安再燃・北川博文のNY市況
1日NY市場は、中国国家統計局が発表した8月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が3年ぶりの低水準となったことから、中国景気への先行き懸念が再燃して投資家の不安心理が広がり、アジアをはじめ欧米市場でも株価が大きく下落し、安全資産としてのリスク回避志向の強まりから債券市場で国債が買われて利回りは低下した。
為替相場は、8月の米供給管理組合製造業景気指数が市場予想を下回る2年3カ月ぶりの低水準だったことや中国の経済指標の悪化による先行き懸念から、ドルが円やユーロに対して下落した。
株式市場は、中国経済指標の悪化に加え、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が世界経済への懸念を示したことも影響して、株価は大幅続落となり、ダウ工業株30 種平均は16,058.35ドルの▲469.69安で引けた。
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