堅調な8月米小売売上高
北川博文のNY市況
15日NY市場は、FOMCを控えた不透明感が増すなか、この日朝方発表された8月の米小売売上高が底堅い伸びを示したことから債券利回りが上昇した。また独連邦債利回りの上昇が追い風となり、短期国債利回りは4年ぶり、長期国債は8週間ぶりの高水準となった。
為替相場は、日銀の政策決定会合発表直後に円がドルに対して大きく買い進まれたが、NY時間に入ると株価上昇などから終値で日銀発表前の水準まで戻した。またドルは主要通貨に対して、堅調な米小売売上高を背景に上昇した。
株式市場は、FOMCを控えて商いが細るなか、朝方発表された米小売売上高が堅調な伸びを示したことから、主要株価3指数ともに軒並み1%以上の上昇となった。ダウ工業株30種平均は、16,599.85ドル(+228.89)で引けた。
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