日銀金融政策の現状維持を決定

 


北川博文のNY市況

30日NY市場は、米商務省が朝方発表した9月の個人所得・消費支出統計で消費支出の伸びが前月比0.1%と低水準となり、その他の経済指標もさえなかったことから、債券市場の国債に買いが入って利回りは低下した。

為替市場は、さえない経済指標発表を受けてドルが主要通貨に対して下落した。ドル/円相場は、この日の日銀金融政策決定会合で追加緩和を見送ったことから円が買われ、ドルは、一時120.29円まで下落した。

株式市場は、FOMCが終って相場の乱高下が落ち着き、石油価格の上昇からエネルギー株や素材株が上昇したが、引け間際に月末の利益確定の売りに押されて続落した。ダウ工業株30種平均は、17,663.54ドルの▲91.24ドルで引けた。

金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が次回12月会合で利上げに踏み切る可能性もあると示唆したことが影響し、この日ひ発表されたさえない経済指標にも反応薄く3日続落となり、一時今月9日以来の安値となる1139.11ドルまで売り込まれた。

原油相場は、この日発表された米経済指標のさえない内容を受けて、為替市場でドルが対ユーロで弱含んだことから、原油の割安感による買い支えが入った。また、米国内の原油掘削リグ稼働数は、前週から16基減少し、9週連続の減少となったことから、原油在庫のだぶつき懸念が後退し買いが一段と活発化した。


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