復活祭休日を控えて閑散

 


北川博文のNY市況

24NY債券市場は、連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期を見極める流れが続いて方向感の定まらない動きとなり、原油安、株安などを受けて買われる場面も見られたが、ほぼ横ばいで推移し、指標となる10年債は利回りは前日の1.88%から1.90%に上昇した。

為替市場は、2月の米耐久財受注が低調だった影響や復活祭休日(グッドフライデー)を控えたポジション調整の動きからドルの上値が重く、ドルは小幅上昇にとどまった。

株式市場は、米連邦準備理事会(FRB)当局者の利上げに前向きな発言を受けて軟弱な地合いが続くなか、ドル高が重しとなり石油株や素材株が売られ、ほぼ横ばいで推移した。ダウ工業株30種平均は、17,515.73 ドルの+13.14ドルで引けた。

金相場は、翌25日にグッドフライデー(聖金曜日)の休みを控えて手掛かり材料に乏しいなか、為替市場でドル高・ユーロ安基調が続き、ドル建てで金の割高感から売られやすかった。ただ、ユーロがやや値を戻すと買い支えが入ったものの上値は抑えられた

原油相場は、前日の米エネルギー情報局(EIA)が発表した最新週の原油在庫が記録的な高水準に達したことから、供給過剰感が改めて意識され、需給不均衡への懸念などから売りを浴びた。しかしその後、石油サービス会社ベーカー・ヒューズが最新週の米国内原油掘削リグ稼働数が前週比15基減少したとの調査結果を公表したことで、供給過剰懸念が若干後退し下げ幅を縮小した。

 


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