日米金利差縮小で円高進む
北川博文の相場独り言
日経平均株価は、ドル円相場が寄付前から急速な円高進行となり大幅安で始まった。
その後は、日銀ETF買い入れ思惑から売りづらい展開となり、午後に入ると押目買いの動きが強まり17,000円台に乗せて取引を終えた。
本日の日本国債10年物利回りは、-0.047(9/07 14:59)と前日比で-0.030と大きく低下したが、前日の米国10年債利回りも大きく低下し日米利回り格差は縮小した。低下率では日本が大きいが低下幅は米国の方が大きいため、このような現象になっている。昨日から今日の円高は、利回り格差の縮小によって起きており、日銀のマイナス金利深堀とFRBの利上げのどちらかは、極近い時期に実施されるだろうから極端な円高はないものと見ている。
日本国債10年物金利・日足チャート
米国債10年物金利・日足チャート
ドル円相場と日米10年債金利差・日足チャート
この記事へのコメントはこちら