株高、原油高でリスク姿勢後退
北川博文のNY市況
25日NY債券市場は、景気減速懸念から米国債への逃避買いが広がるなか、この日発表された1月の米耐久財受注が10カ月ぶりの高い伸びを記録したことで株価が上昇し、加えて原油相場が一時の下げから切り返し上昇したことでリスク回避姿勢が和らぎ、米国債は上げ幅を縮小した。
為替市場は、朝方発表された1月の米耐久財受注が昨年3月以来の高い伸びとなり、米製造業の落ち込みが底を打った可能性を示唆した内容と受けとめられ、また欧米株式や原油価格が上昇したことでリスク回避の動きが後退し、安全資産とされる円が売られ、ドル/円は0.6%高の112.92円となっている。欧州連合(EU)離脱懸念で売られていたポンドは、幾分持ち直した。
株式市場は、1月の耐久財受注が市場予想を上回る伸びとなり、不振が続いていた製造業セクターの今後の動向に期待が持てる内容だったことから相場全体を押し上げ、また原油価格の長期低迷で銀行が債務不履行(デフォルト)で打撃を受けるとの思惑も、原油価格の上昇でその懸念が和らぎ、金融株が買われた。ダウ工業株30種平均は、16,697.29ドルの+212.30ドル高で引けた。
金相場は、朝方発表された米国の雇用や製造業関連の指標がまずまず堅調だったことから、為替市場でドル買い・ユーロ売りが加速し、ドル建て金の割高感に押されて下げる場面も見られたが、その後はドルに戻り売りが出たほか、世界的な景気先行き不透明感によるリスク回避姿勢から買い戻しも入り徐々に下げ幅を縮小し、前日比ほぼ変わらずで終えた。
原油相場は、前日のエネルギー情報局(EIA)週報で米国のガソリン在庫が市場予想に反して減少し、これを好感した買いが続くなか、ベネズエラのデルピノ石油・鉱業相が産油国間で3月会合の開催地を協議していると述べたことも相場を押し上げる要因となった。

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