EU離脱からの巻き戻し

 


北川博文の相場独り言

東京株式市場は、欧米市場の大幅高を受けて投資家の不安心理が和らぎ大幅高となりました。連日の政府日銀の緊急会合でドルの買い支え、金融緩和への期待感からの思惑が強かったようです。 テクニカルは、1日で1割以上の1700円もの乱高下した動きの調整が進んでいます。調整あや戻しは、乱高下幅の50%から61.8%の中に納まる値位置15700円~15800円の辺りと考えます。昨日のシカゴ市場の日経円建ては15800円まで買い進まれています。
 

NY市況

29日NY債券市場は、英国のEU離脱のリスク回避姿勢が徐々に後退し、株式や原油が上昇し債券市場から資金が流出した。指標となる10年債利回りは、1.495%に上昇した。

為替市場は、世界的に株価が持ち直し、英国EU離脱決定後のリスク回避の巻き戻しが活発化するなか、ポンドやユーロの買い戻しが進み、円は持ち高調整の売りに押され102円台後半で推移している。

株式市場は、EU離脱決定後のリスク回避が後退するなか、安値拾いの買いが広がり、S&P総合500種の主要10業種指数のすべてがプラスとなり、2日間の下落幅の半値戻しとなった。セクター別では、金融株指数が2.3%上昇しエネルギー株指数も原油高に支えられ2.0%上昇した。ダウ工業株30種平均は、17694.68ドルの+284.96ドル高で引けた。

金相場は、英国のEU離脱決定を受けたリスク回避姿勢が後退し、株式や原油が買われてはいるが、離脱による世界経済へ不透明感は払しょくできず安全資産とされる金を物色する動きも見らた。また為替市場でユーロが対ドルで買い戻されたことで、ドル建て金の割安感から買われた。

原油相場は、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間原油在庫が前週比410万バレル減と、市場予想を大幅に上回る減少となったことから、供給過剰懸念が後退し買われた。また、ノルウェーの石油・ガス業界労組による賃上げストが実施される可能性も買い要因とな


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