相場の潮目が変わっている

 


北川博文の相場独り言

夜間取引の日経225先物は、アジアや欧州の株安を受けて、為替市場で安全資産とされる円を買い求める動きが強まるなか、NY時間の朝方に発表された米経済指標が低調だったことから、発表をきっかけに前週末から続いていたドル売りの流れが強まり株価は弱含みで推移した。ただ、ドル円相場が100円大台を割り込んで99円55銭まで売られたにもかかわらず、安値16,510円と下値は限定的だった。

日経225の個別大型株は、七夕の前後数日を境にして底を打ち上昇に転じている。特に財閥系銘柄やトヨタ自動車などの値動きが顕著で、公的機関による大量の、かつ長期的な買いが想像できる。七夕の翌週は公的機関の買いはわずかで外国人投資家の買いが活発となり、日経平均株価は1週間で約1500円幅上昇したことから、相場の潮目が大きく変わってきているように思う。

七夕からお盆までの株価
日付 始値 日付 終値 上昇幅 上昇率
三菱電機 7月7日 1151 8月15日 1324 173 15.03%
トヨタ自動車 7月7日 5050 8月15日 5950 900 17.82%
コニカミノルタ 7月7日 720 8月15日 895 175 24.30%
ソフトバンク 7月7日 5610 8月15日 6804 1194 21.28%
三菱UFJ・FG 7月7日 431 8月15日 524 93 21.57%
野村HD 7月7日 351 8月15日 457 106 30.19%
第一生命保険 7月7日 1043 8月15日 1385 342 32.79%
ファーストリスティング 7月7日 26185 8月15日 37630 11445 43.70%
DeNA 7月7日 2393 8月15日 2911 518 21.64%
国際石油開発帝石 7月7日 756 8月15日 846 90 11.90%
東ソー 7月7日 450 8月15日 578 128 28.44%
旭硝子 7月7日 544 8月15日 621 77 14.15%
JFE 7月7日 1266 8月15日 1439 173 13.66%
SUMCO 7月7日 611 8月15日 806 195 31.91%
三菱商事 7月7日 1783 8月15日 2046 263 14.75%
コマツ 7月7日 1760 8月15日 2213 453 25.73%
日立建機 7月7日 1421 8月15日 1866 445 31.31%
ヤマハ 7月7日 2636 8月15日 3300 664 25.18%
三菱地所 7月7日 1808 8月15日 2018 210 11.61%
三菱倉庫 7月7日 1396 8月15日 1596 200 14.32%

 

 


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