北川博文のNY市況

 


5NY市場は、この日発表された7月のADP(民間企業)全米雇用報告で民間部門雇用者数が市場予想より大きく下回り、4月以来の低い伸びとなったことから9月の利上げ観測が後退し、イールドカーブ(利回り曲線)の変動を見越して長期国債を売る動きが見れら国債利回りは上昇した。またFRBの当局者は、来月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを行うかどうかは労働統計指標が左右するだろうと語った。

為替相場は、米供給管理組合(ISM)が発表した7月の非製造業総合指数が20058月以来10年ぶりの高水準となったことから、9月利上げ観測が高まりドルは円に対して大きく上昇した。しかしADP雇用統計の悪化が重しとなり主要通貨に対しは小幅の上昇にとどめた。

株式市場は、グーグル・フェイスブック・アップルなど主要ハイテク株が軒並み買われ、S&P総合500種とナスダックス総合は4営業日ぶりに反発した。ダウ工業株30種は、ウォルトディズニーがケーブル・ネットワーク部門の利益見通し引き下げたことから約7年ぶりの大幅な下げとなり市場全体を圧迫し小幅安で終了した。

 

 


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