NY株式・連日の大幅下落

 


北川博文のNY市況

13日NY債券市場は、朝方発表された10月の小売売上高や卸売物価指数(PPI)が予想外に落ち込んだものの、その後発表された11月のミシガン大学消費者信頼感指数が予想以上に改善したことから、全体的な経済動向は底堅いと受けとめ、また、この日も米連邦準備制度理事会(FRB)副議長他が相次いで年内利上げを示唆した発言をしたことから長期国債が買われ利回りは低下した。

為替市場は、この日発表された米経済指標に加え、FRB高官の発言を受けて12月利上げ観測が高まっていることからドルが買われ、主要6通貨に対しすドル指数は0.3%上昇した。

株式市場は、10月の小売売上高が予想外に落ち込んだことから、年末商戦の行方が不安視されて百貨店銘柄が売られて相場全体を押し下げた。またネットワーク機器大手のシスコシステムズが前日の決算発表で軟調な業績見通しを示したことが嫌気され、テクノロジー株が売らてたことも影響し、ダウ工業株30種平均は17,245.24ドルと▲202.83ドル安で2日連続の200ドル超の大幅安となった。

金相場は、朝方は弱めの米経済指標などを背景に買いが一時優勢だったが、相次ぐFRB高官の利上げに前向きな発言から年内の利上げ観測が台頭し弱含みで推移した。

原油相場はこの日、国際エネルギー機関(IEA)が公表した11月の石油市場月報で、2015年、2016年の石油需要予測をともに上方修正したにもかかわらず、経済協力開発機構(OECD)加盟国の原油・石油製品の商業在庫が9月末時点で記録的な高水準に積み上がっていると報告されたことに加えて、米石油掘削リグ稼働数は前週比で11週間ぶりにプラスに転じたことを弱材料視して売りが加速した。

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