OPEC減産回避で原油急落

 


北川博文のNY市況

7NY債券市場は、米インフレ率が引き続き良好な水準で推移するとの観測から長期国債価格が上昇し、30年債利回りは3%を割り込み、10年債利回りは2.204%まで低下した 。

為替市場は、11月の米雇用統計が底堅い内容だったことから、来週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切るとの観測 が強まり、ドルが主要通貨に対して上昇した。また、原油の急落から資源国通貨が売られたこともドル高の要因となった。

株式市場は、前週末の石油輸出国機構(OPEC)総会で原産を打ち出せなかったことを受けて原産価格が急落し、北海ブレント先物が約7年ぶりの低水準を付けたことからエネルギー株が売られ、エネルギー株指数の下げは1日としては8月以来の大きさとなり、ダウ工業株30種平均は17,730.30ドルの▲117.12安で引けた。

金相場は、前週末の雇用統計が予想を上回る就業者数の伸びとなったことで、年内の米利上げ観測が上値の圧迫要因となり、また為替市場でドル買い・ユーロ売りが進行したことから金の割高感が強まり、売り優勢となって下落した。

原油相場は、前週末開催のOPEC総会で、加盟国間の意見がまとまらず、事実上原産を見送ったことから、再び供給過剰懸念が強まり約610カ月ぶりの安値水準まで急落した。また、為替市場でドル高が進んだことも、ドル建て原油の割高感による売り要因となった。

サラトレードシグナル独り言

金の連敗が再び始まりました。

10月のFOMC以降の勝敗は1勝10敗となっています。

米の利上げ観測から上値が抑えられ、上に行けない相場が、

下にも大きく行けない状況が続いています。

雇用統計が堅調だったことから16日のFOMCでの利上げは、

ほぼ確定的となっているので最後の底値固めと考えます。

 

 

 


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