米経済指標が軟調でFRB利上げに暗雲
北川博文のNY市況
14日NY市場は、この日発表された9月の米小売売上高が前月比0.1%増と市場予想を下回ったほか、9月の卸売物価指数(PPI)も前月比0.5%低下と大幅な低下率となったことから、FRBの利上げが来年にずれ込むとの見方が強まり債券市場では、国債価格が上昇し利回りは低下した。
為替市場は、中国の経済統計が悪化するなか、この日発表された米経済指標も低調だったことからドルに対する売り圧力が強まり、終盤に株式が下落したこともドル安を後押しした。ドル/円相場は118.75円と約1週間半ぶりのドル安、ユーロ/ドル相場は1.1487ドルと約7週間ぶりのドル安となった。
株式市場は、米経済指標の低調が重しとなるなか、米小売最大手のウォルマート・ストアーズが年間売上高見通しを下方修正したことから同社株価が急落し、他の大手小売銘柄も軟調となって株価を押し下げた。また前日発表の米大手金融のJPモルガン・チェースの決算内容も失望売りを誘った。
金相場は、米中の経済指標がさえない内容となったことから、年内の利上げ観測が一段と後退し、また世界的な株価下落が安全資産とされる金への買いを誘った。
原油相場は、中国経済指標の悪化や軟調な米経済指標で世界経済成長の減速懸念から、エネルギー需要が鈍化するとの見方で弱含みの展開となった。
サラトレードシステム独り言
昨夜はガソリンに決済シグナルが点灯し値幅で1000円の利益でした。
1枚で5万円の利益です。
連勝で悪くないです。
金も21円高と利益を積み上げています。
白金は16円安ですが、236円の利益が乗っているから安心。
おおむね順調な夜間でした。
この記事へのコメントはこちら