北川博文のNY市況

 


20NY市場は、この日発表された7月の米中古住宅販売が8年半ぶりの高水準、8月のフィラデルフィア連銀業況指数も市場予想を上回って上昇し、米国経済の底堅さを示す内容となったが、昨日公開されたFOMC議事録要旨で低インフレへの懸念や世界経済の不透明さから9月利上げ観測が後退していることもあり国債利回りは低下した。

為替相場は、中国人民元の切り下げに端を発した資源国及び新興国通貨の不安定さからキャリートレードの借り入れ通貨となっているユーロがリスク回避から買い戻され、主要通貨に対して上昇した。ドル/円は123.40円近辺で推移している。

株式市場は、連日の中国株の乱高下で世界経済に対する先行き懸念が広がり、欧州市場も連日の大幅下落となり、その流れを受けて大幅続落となった。また原油相場が20093月以来の安値水準を付けたことも影響している。ウオルト・ディズニーやアップルなどの消費関連株が全般的に売られ相場を押し下げ、ダウ工業株30種は16990.69(358.04)ドルで終った。

 

 

 


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • にほんブログ村 株ブログへ

    にほんブログ村

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。

CAPTCHA


*