FOMC控え様子見ムード漂う
北川博文のNY市況
14日NY市場は、中国当局が13日に発表した鉱工業生産や投資、消費関連の指標がいずれも振るわず、週明けの上海総合指数が2.7%下落して終了したことから警戒感が広がった。また明日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、利上げをめぐる不透明感から動きにくい状況となっており、債券市場では国債価格が横ばいで推移した。
為替相場は、中国の経済指標の悪化から同国の成長率が第3四半期には7%に届かないとの観測から、世界経済の減速懸念が強まり、今週のFOMC会合は今月の利上げを見送るとの思惑が広がり、ドルは主要通貨に対して約3週間ぶりの安値水準で推移した。
株式市場は、FOMCを控えて様子見ムードが漂うなか、悪化した中国経済指標が売り圧力となり下落した。市場は強弱まちまちの米経済指標、世界経済の減速懸念からFRBの動きを予想することが難しく変動幅が大きくなっている
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