FRBイエレン議長発言でドル高

 


■市況コメント

日経平均株価は、NY市場の株安・円高の流れから輸出関連株を中心に売り優勢となったが、為替が円安に振れると金融株などに買戻しが広がりプラス圏に浮上し、前日比80円高で引けた。

株価は、2万円大台に挑戦して2回跳ね返されての短期調整の下げとなっている。19000円を割り込んだことで、高値踊り場での保合から調整押目となっている。週足ストキャスは、谷を切り上げた3回目の捻じれになりそうなことから、スリートップミドルライン(13本移動平均線18,544円)にサポートされるだろう。早ければ大統領就任後の週明けには、上昇に転じてくる可能性が高いと見る。

 

日経平均・週足チャート

■夜間市況コメント

夜間取引の市況は、FRBのイエレン議長が緩やかな利上げを実施していくことは理に適っていると述べたことで米長期金利が上昇し、日米金利差が拡大してドル円相場が114円台半ばに急騰、このことを背景に日経225先物は18965円まで上昇している。

この日発表された12月の米消費者物価指数(CPI)は、前年比で2年半ぶりの大きな伸びとなり米国経済の回復ぶりを示しており、米国の金利上昇は勢いを増すだろう。明日の大統領就任演説は、これまでのトランプ氏の言動から経済金融に関して強気発言となることが予想され、市況環境も好転するだろう。

ドル円相場週足は、スリートップミドルライン(13本移動平均線)にサポートされて切り返している。この値位置以上で就任演説が終われば調整押目完了となる。 

 


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