北川博文のNY市況

   2015/08/05


31日NY市場は、労働省が発表した第2四半期の米雇用コスト指数が前期比0.2%上昇となり、市場予想0.6%を下回ったことから9月利上げ観測が後退し、30年物国債利回りは2カ月ぶりの低水準となった。

為替相場は、米雇用コストの伸びが統計開始以来の33年ぶりの記録的な低さとなったことから、FRBによる年内利上げが遠のいたとの思惑からドルが売られた。

株式相場は、雇用コストの記録的な低さに加えて原油安が圧迫材料となり、エネルギー関連株が売られて相場全体を押し下げ、ダウ工業株30種平均は▲56.12ドル安の1万7689.86ドルで取引を終えた。石油大手のエクソン・モービルは4.6%、セェブロンは4.9%との下落した。ただ、FRBが利上げを遅らせるのではないかとの思惑から買われる場面もあり、NY証券取引所の個別銘柄では上げた銘柄が圧倒的に多かった。


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