爆破テロの恐怖世界に波及
北川博文のNY市況
17日NY債券市場は、パリ連続テロに続き、この日、ドイツのサッカー親善試合が爆弾攻撃による脅迫を受けて急遽中止に追い込まれるなど、さらなる攻撃が発生するとの不安から逃避買いが膨らみ、長期国債が買われて利回りは低下した。
為替市場は、朝方発表された米消費者物価指数(CPI)が前月比0.2%上昇し、3カ月ぶりのプラスとなったことを受けて、FRBの12月利上げが強まったとの観測からドルが買われ、主要6通貨に対するドル指数は0.2%高となった。
株式市場は、小売のウォルマート・ストアーズの市場予想を上回る四半期決算を好感して上昇する場面もあったが、ドイツのサッカー親善試合での爆弾攻撃事件で終盤にかけて売られ、ほぼ横ばいで終えた。ダウ工業株30種平均は、17,489.50と+6.49高で引けた。
金相場は、パリ連続テロ事件から再び米利上げに関心が移るなか、世界的な株式相場の堅調さを受けてのリスク選好の動きや、為替市場でドルがユーロに対して一段高となったことこら、一時1,064.40ドルまで下落した。
原油相場は、前日パリのテロに伴う中東情勢の緊迫化で原油の供給混乱が懸念されて上昇したが、今日から明日にかけて発表される米在庫週報が在庫増の市場予想のため、供給過剰感が根強く再び売りが優勢となった。 また為替市場でドルが対ユーロで上昇し、ドル建てで取引される原油に割高感が生じたことも売り要因となった。
サラトレードシグナル独り言
ガソリンが下げて含み益を積み上げています。
金は逆にマイナスが膨らみ決済です。
7連敗は、応えますが毎年1回はあるので我慢です。
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