今晩の雇用統計発表に注目
北川博文のNY市況
5日NY債券市場は、前日FRBイエレン議長が12月利上げを示唆したことを受けて、この日ニューヨーク連銀のダドリー総裁も議長発言を支持する意向を明らかにしたことから国債利回りは上昇し、10年物国債は2.263%と7週間ぶりの高水準となった。
為替市場は、雇用統計発表を控え、朝方発表されたた米週間新規失業保険申請件数が市場予想に比べて増加したことから一時、ドルが対ユーロで軟化したが、相次ぐFRB関係者の利上げ支持発言から再び買い戻され、ドルは円やユーロに対して強含んだ。
株式市場は、FRBが12月利上げに踏み切るがどうかを判断する上で、今晩の雇用統計発表に注目が集まっており、ほぼ終日マイナス圏で推移した。ただ、交流サイトのフェイスブックの四半期決算が力強い内容となり、株価が最高値を更新したことなどから下値は限定的だった。ダウ工業株30種平均は、17,863.43ドルで▲4.15ドル安で引けた。
金相場は、米週間新規失業保険申請件数が市場予想に反して大幅に増加したことから、為替市場でドルがユーロに対して軟化し、金は割高感の薄れから強含んだ。しかし、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が、前日のイエレン議長の発言を支持する意向を明らかにしたことから売り圧力が強まりマイナス圏に沈んだ。
原油相場は、前日に発表された週間在庫増加を受けて需給緩和懸念が広がり弱地合いが続いた。またWTIの受け渡し拠点である米オクラホマ州クッシングの在庫が積み上がっているとの観測も相場を押し下げる要因となった。
サラトレードシグナル独り言
白金の利益が積み上がっています。
他はノーポジションです。
今晩の雇用統計発表に注目が集まっています。
日本時間22:30発表です。
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