いよいよ、明日未明FOMC声明発表

 


北川博文のNY市況

15NY債券市場は、株高に伴い米国債への投資妙味が薄れたほか、消費者物価指数(CPI)の安定した内容を受け、あすの米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定されるとの見方が強まり、国債価格が下落し利回りは上昇した。

為替市場は、朝方発表された11月の米消費者物価指数(CPI)が変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアベースで、昨年5月以来となる前年同月比2.0%の大幅上昇となったことや、FRBによる米利上げ期待が高まり、株式や原油の上昇でドルが幅広く買われた。

株式市場は、FOMCでの利上げが米経済成長の強さを示す兆候と受け止められ、原油価格の上昇からエネルギー株に買いが集まり、金融、ヘルスケアや公益事業などの上昇が目立った。ダウ工業株30種平均は、17,7524.91ドルと+156.41ドル高で引けた。

金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を控えて様子見ムードが広がるなか、株価の急伸を背景に投資家らのリスク選好から安全資産としての金を売る動きが見られた。また、対ユーロでのドル高もドル建て金の割高感につながり、相場の上値を抑えた。

原油相場は、連日の安値更新で約610カ月の安値をつけた後を受けて、前日に引き続きショートカバーやテクニカル的な買い戻しが入って、37.88ドルまで上昇した。ただ、FOMCによる政策決定を控えて、利上げによるドル高が原油相場を圧迫するのではないかとの警戒感も広がり、終盤は利益確定の売りに押された。

 


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