北川博文のNY市況
30日NY市場は、この日商務省から発表された4~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値が季節調整後の年率換算で前期比2.3%増となったことを受けて、9月利上げ観測への思惑から短期債券が売られて利回りが上昇し長短金利差が縮小した。
為替相場は、GDP速報値を受けてドルが主要通貨に対して上昇し、ドル/円は約7週間ぶりの高値水準の124.58円まで買われ、ユーロ/ドルは約1週間ぶりの安値の1.0894ドルまで売られた。
株式相場は、企業決算発表が投資家の期待を裏切る結果となったことでGDP速報値も打ち消されほぼ変わらずとなった。主な決算発表は日用品王手ブロクター・アンド・ギャンブル、インターネット交流サイトのフェイスブック、自然食品小売のホールフーズ・マーケットなどでいずれも期待外れだった。
この記事へのコメントはこちら