FOMC声明発表
北川博文のNY市況
28日NY市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で事実上のゼロ金利政策を据え置いたが、12月会合で利上げ判断を行うと述べたことから債券市場の国債価格が下落し、利回りは1カ月ぶりの高水準を付けた。
為替市場は、FOMC声明発表を受けてドルが主要通貨に対して全面高となり、ユーロ/ドルは、8月初め以来の1.08ドル台に下落、ドル/円は121円台の円安となった。
株式市場は、朝から原油価格の上昇を受けたエネルギー株の買いでブラス圏で推移していたが、FOMC発表直後に主要株価指数が一旦大きく下げ、その後急反発して1%超上昇して取引を終えた。ダウ工業株30種平均は、17,779.52ドルで198.09ドル高で引けた。
金相場は、朝からFOMC決定待ちで神経質な商いのなか、為替市場でドルが対ユーロで弱含みとなったことから買い戻しや安値拾で反発し、早い段階で1183.10ドルの高値を付けた。しかし、FOMC声明が発表されると売り戻しが殺到して急反落し、引け間際には10.30ドル安の1155.60ドルで推移した。
原油相場は、早朝からプログラム売買が活発化し、米エネルギー情報局の米在庫統計が公表される前にすでに2ドル近く上昇した。米エネルギー情報局(EIA)週報の原油在庫は、市場予想とほぼ一致し、ガソリン在庫は予想以上の在庫減少となった。FOMC声明は、年内の利上げ観測が後退していたため、タカ派寄りとみる向きもあったが相場への影響は限定的だった。
サラトレードシステム独り言
昨晩は、FOMC声明発表を受けて金相場が動いた。
高値4553円、安値4460円と93円の値幅の乱高下でした。
サラシグナルは、金をホールドしているので一時的に、
40円幅の利益となったが、剥がれてマイナスとなった。
商品市況の流れは、上昇に転じているように思えるのでチャンスありでしょう。
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