サラシステム白金に大幅利益が
北川博文のNY市況
16日NY市場は、8月の米鉱工業生産指数が上方修正されたことを受けて債券市場の国債価格は下落したが、年内利上げの材料不足から国債利回りは小幅上昇にとどまった。
為替市場は、昨日から今日にかけて発表された経済指標が堅調なことから、早期利上げ観測が再燃しドル指数は、2日連続で上昇した。
株式市場は、この日発表された経済指標の底堅さから投資家の買い意欲が高まり続伸して取引きを終えた。個別株では、GEの四半期利益が市場予想を上回ったことが好感されて3.4%上昇、投稿サイトを運営する米ツイッターは4.8%高となった。ダウ工業株30種平均は、17,215.97ドルの74.22高で引けた。
金相場は、5日続伸の流れを引き継いで約3カ月半ぶりの高値をつけたが、為替相場でドルが対ユーロで買い戻されると割高感の売りや週末の利益確定の売りなどから値を削り、6営業日ぶりに反落した。
原油相場は、前日までの石油輸出国機構(OPEC)加盟国の産油量の増加や米エネルギー情報局発表の米週間在庫の大幅な増加から弱含みで始まり、一時46.66ドルまで売り込まれた。しかし午後に入って、米石油サービス会社が公表した国内の掘削リグ稼働数が7週連続のマイナスとなったことから、米国産原油供給の引き締まり観測が再浮上して、一転47.72ドルまで上昇し5営業日ぶりの反発となった。
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