FRB利上げ見送る
北川博文のNY市況
17日NY市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が世界経済のリスクなどを背景に9月利上げを見送ったことから、債券市場では国債利回りが大幅に低下した。
FRBは声明は「最近の世界経済や金融動向は経済活動をいくらか抑制する可能性があり、目先のインフレに下向きの圧力を加えそうだ」と説明した。またイエレンFRB議長の会見は、10月利上げの含みを残した内容となった
為替相場は、FRB声明発表を受けてドルが主要通貨に対して売られ、対ユーロは3週間ぶりの安値をつけた。
株式市場、利上げを見送ったという安心感と金融政策の不透明感が続くことへの失望感が交錯して、1%上下動する荒い値動きとなり、ダウ工業株30種平均は、16,674.74ドル(-65.21)で引けた。
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