今週の市況はFRB高官発言で上下動

 


さえ倶楽部・株じゃん

■市況コメント

今週は、主要となる経済指標発表も少なくFRB当局者の発言が材料視されることが予想され、昨日はシカゴ地区連銀のエバンズ総裁が、追加利上げを実施するかどうか少なくとも6月の会合まで待つ必要があると発言したことから、利上げペースの加速を期待していた投資家を失望させ指標となる10年債利回りが低下し、ドル円相場も円高に振れている。

21日はカンザスシティー地区連銀のジョージ総裁、クリーブランド地区連銀のメス ター総裁、ボストン地区連銀のローゼングレン総裁が講演することから、発言内容がタカ派かハト派でドル円相場も上下動する。
■株じゃん売買履歴    

■NY市況

20日NY債券市場は、シカゴ地区連銀のエバンズ総裁が追加利上げを実施するかどうか少なくとも6月の会合まで待つ必要があると発言したことから、利上げペースの加速を期待していた投資家を失望させ国債価格が上昇、指標となる10年債利回りは2.4626%に低下した。

 

為替市場は、18日に終わったG20財務相・中央銀行総裁会議が採択した共同声明に「通貨安競争の回避」が引き続き明記されたものの、保護主義反対の文言が米国の反対で盛り込まれなかったことからドルが軟調に推移するなか、英政府が29日に欧州連合(EU)基本条約(リスボン条約)50条を発動し、正式なEU離脱通告を行うと表明したことが材料視されポンド・ドルが下落したが、他の主要通貨に対しては小動きにとどまった。

 

株式市場は、トランプ米政権の景気刺激策導入はこれまでの見通しよりも遅れるとの見方が強まるなか、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官が下院情報委員会の公聴会で、オバマ前米大統領が昨年の大統領選期間中にトランプタワーで盗聴を行っていたとするトランプ大統領の主張について、裏付けとなる証拠はないと証言したことが伝わるとS&Pとダウは下げ基調となった。一方、ナスダックは取引時間中に一時過去最高値をつけたが、その後は伸び悩み小幅高で終わった。

 

金相場は、主要な米経済指標の発表もなく新規材料難のなか、最近の上伸を受けた追随買いやテクニカルな買いに支えられ3営業日続伸した。ただ、為替市場でドル売り・ユーロ買いの動きが一服し、ドルが昼にかけて買い戻されりとドル建て金の割高感から上値は限定的だった。

 

原油相場は、前週末に石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米国内の石油掘削リグ稼働数が前週比14基増と2015年9月以来の高水準となったことから、米国内のシェールオイル生産が引き続き拡大し、OPEC主導による協調減産効果が薄れるのではないかとの不安が再燃し反落した。

 

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