海外投資家の買いに腰が入ってきた
北川博文の相場独り言
本日の日経平均株価は、NY市場の原油価格の高騰でドル円相場が114円台後半に振れ、株価は一時437円高を付け終値ベースで年初来高値を更新した。ただ、午後は利益確定の売りから徐々に上げ幅を縮め、引けにかけて先物主導で大きく下げた。明日の米雇用統計発表を控え、目先の利益確定を急いだようだ。
海外投資家の11月第4週(11月21日~11月25日)の売買代金差引は、買い越しとなり、10月第1週から8週連続の買い越しとなった。10月の取組の構造は、海外投資家買い越しに対して個人投資家、法人の売り越しで、法人内訳は投資信託・金融機関の売り越し、事業法人の買い越しとなっている。11月もこの構造は続いており、海外投資家の買いに腰が入ってきたようだ。
日経平均株価は、完全にレンジを上放れして2万円に向かっている。一度流れが出来るとOPECも雇用統計も止めることはできない。唯一、止められるのは、一般投資家が大きく買い越しになることだが、今日のように少し上がると慌てて売るようでは海外投資家の思うつぼだ。
日経平均株価・週足チャート
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