中国GDPに反応薄
北川博文のNY市況
19日NY市場はこの日、中国国家統計局が発表した2015年7~9月期の国内総生産(GDP)が6年ぶりに7%割れとなり同国の景気減速を改めて示す内容となったにもかかわらず債券市場では、中国経済の減速が米国経済に与える影響は軽微との見方から、国債価格は弱含みで長期債利回りはわずか上昇した。
為替市場は、先週発表された経済指標がFRBの年内利上げ観測を残す内容となったことや、今週22日に開かれる欧州中央銀行(ECB)理事会で追加緩和策が示される可能性からユーロが売られ、対ドルでは10日ぶりの安値をつけた。
株式市場は、原油価格の下落を受けてエネルギー株が売られ、エクソンモービル1.8%、シェブロン1.4%とそれぞれ値下がりした。また四半期決算でモルガン・スタンレーが連続減益となり4.8%下落となった。終日弱含みの展開となったが、ダウ工業株30種平均は、引け間際に買われて17,230.54ドルと14.57ドル高で終えた。
金相場は、この日発表された中国GDP統計で、景気減速を改めて示す内容となったが金を買い戻す動きにはつながらず、約4カ月ぶりの高値を付けた先週の反動から、利益確定の動きが継続し、為替市場でユーロ売り・ドル買いが進んだことも売りを誘った。
原油相場は、中国GDP統計発表を受けて、エネルギー消費大国である中国の需要減退懸念が強まり売られた。加えて、対ユーロでのドル高も原油の割高感につながり、またイラン高官が19日、今後2カ月間で同国の原油生産が日量50万バレル増加するとの見通しを示したことも売り圧力となった。
サラトレードシステム独り言
昨日は、午前にゴム、夜間に金の売りシグナルが点灯した。
白金は、現在も買ポジションを堅持しています。
夜間は11円高と少し戻していますが、
ここから30円下がると決済もしくは売シグナルとなる可能性大です。
値段が動かなければ、夜間は決済の時間帯です。
この記事へのコメントはこちら