米銀行大手不正行為で米株安

 


北川博文の相場独り言

夜間取引の市況は、米銀行大手ウェルズ・ファーゴが顧客に無断で口座を開設した行為が大きく問題視され、次期大統領民主党候補のクリントン氏は、「米銀大手の一角が数千人の従業員に不正行為を強いるなど、あまりにひどい」と断じ、その上で消費者を欺き、従業員を悪用し、納税者をだまし取る企業は「責任を負わされるとの明確なメッセージを経済界首脳に送る」と演説したことから、投資家の不安を誘って米金融株が下落し、日経225先物も弱含みで推移していた。その後、イラン大統領が増産凍結に前向きな発言をしたとの報道で原油価格が上昇すると米株価も下げ幅を縮め、為替市場でドルが上昇すると日経225先物も値を戻して終えた。

ドル円相場は、英国メイ首相が欧州連合(EU)離脱に向けた交渉を来年3月末までに開始すると表明したことを受け、ドルが対ポンドで31年ぶりの高値に接近、さらに9月の米ISM製造業景気指数が51.5と節目の50を超えたことから、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ期待が高まり、指標となる10年債利回りが上昇し日米金利差が拡大し円安ドル高が進行している。日足チャートは、6日連続陽線が続き移動平均線もトップラインを超えてきた。

 

 

 

 


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