米原油在庫増で原油大幅安

 


北川博文の相場独り言

夜間取引の日経225先物は、堅調な米国経済指標発表で週末に発表される雇用統計も良好な内容になるのではないかとの思惑からドル買いが優勢となり、株価も強含みで推移し16,905円で取引を終えた。ただ、原油価格の下落を受けてNY市場の株価が急落すると、一時的に売られる場面も見られた。

原油価格は、23時30分に発表された米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計が、市場予想を大幅に上回る増加となったことから、国内需給の緩みを嫌気した売りが再燃し大幅安となった。原油価格は、今月末のOPEC加盟国の非公式会合で増産凍結に向けた話し合いがなされるとの観測から上昇していたが、50ドル大台に迫ったところで失速した。テクニカルは、6月5日の高値51.67ドルのブレイクに失敗し、ストキャスは上昇トレンドで3つめの山を形成していることから目先弱気に変わっている。

WTI原油週足チャート

 


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